言語聴覚士科
2年制/定員25名※4年制大学卒業(見込)者対象
※言語聴覚士科は2025(令和7)年度以降の
学生募集を中止します。
- 取得資格
- 言語聴覚士国家試験受験資格
国家試験合格率
76.2%
(2022年度)
求人倍率
定員の約61倍
(2023年度)
言語聴覚士って
どんな仕事?
コミュニケーション能力や、摂食嚥下(食べ物を噛んだり、飲み込んだりする)機能に
問題を持たれた方の、評価や指導、訓練などを行います。
問題を持たれた方の、評価や指導、訓練などを行います。
仕事内容
- 聴力検査・評価の実施
- 難聴の方には聴力検査を実施し、補聴器を使用されている場合は補聴器が適合しているかを評価します。
- 患者様に合った訓練方針の決定
- 失語症や発音・発声の障害、自閉症、認知症など言語聴覚士が携わる領域は多岐に渡ります。患者様やご家族から話を伺い、一人ひとりに合った訓練の方針を決定していきます。
- 訓練の実施
- 発音障害の場合は、口や舌、唇の動きの練習などを行い、摂食嚥下障害の場合は理学療法士や作業療法士と協力して、患者様の症状に合わせた訓練を実施します。
- 周囲に対してのサポート
- ご家族や学校、会社など、患者様を取り巻く環境に対して、ご本人の状態を正しく理解していただくための指導や助言、サポートを行います。
本学科の3つの強み
教員と学生の距離が近い、
手厚いサポート体制
手厚いサポート体制
1クラス25名の少人数体制の本学科では、学生一人ひとりに配慮したきめ細やかな指導を実施。教員と学生の距離が近く、質問や相談がしやすい環境が整っており、その結果、毎年高い国家試験の合格率を達成しています。
多彩な臨床実習で
即戦力の人材を育成
即戦力の人材を育成
医療機関や老人保健施設だけでなく、ことばの相談室などの小児施設での臨床実習を実施。ボランティア活動の機会も多く、多彩な実習で幅広い年齢層の方への対応を身につけ、即戦力の人材を育成します。
卒業生の活躍による
高い就職率
高い就職率
学科開設以来、これまでに多くの卒業生を輩出。卒業生が医療の現場で高い評価を得ていることが、実習先の確保と高い就職率につながっています。また、卒業生との交流も頻繁に行っており、卒業生とのつながりが強いのも本学科の魅力の一つです。
言語聴覚士科の2年間
前期では生理学や耳鼻咽喉科学などの専門基礎分野を中心に学習し、後期からは聴覚障害や失語症、言語発達障害などの専門分野を学びます。また当事者の方々をお招きして演習を行ったり、10日間の臨床実習も行います。
専門分野について主に学び、
小児関連、成人関連両施設での
踏みこんだ臨床実習で実践力を養います。
専門分野を中心に学び、後期からは3ヶ月間の臨床実習を実施。小児から成人まで幅広い実習の機会が設けられているのが特長です。
臨床実習終了後は、国家試験対策のラストスパートです。小児や成人、その他さまざまな分野に特化した教員が、一人ひとりの習熟度に合わせてサポートします。
2年間で身に付けた知識や技術を生かし、公的病院、民間病院、教育機関、児童発達支援センター、児童施設、介護老人保健施設などで活躍。
言語聴覚士科
時間割(モデルケース)
1週間の時間割(1年次)
MON | TUE | WED | THU | FRI | SAT | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 9:00〜 10:30 |
臨床心理学 | 生涯発達心理学 | 医療福祉教育・ 関係法規 |
聴覚障害Ⅰ | 内科学 | 音響学 |
2 | 10:40〜 12:10 |
生理学 | 機能性構音障害 | 解剖学Ⅰ | 言語発達学 | 言語学Ⅰ | |
3 | 13:00〜 14:30 |
耳鼻咽喉科学 | 病理学 | 臨床歯科医学・ 口腔外科学 |
心理測定法 | 学習・認知心理学 | |
4 | 14:40〜 16:10 |
言語聴覚障害 診断学Ⅰ |
耳鼻咽喉科学 | 精神医学 | 小児科学 | 医学総論 | ー |
5 | 16:20〜 17:50 |
形成外科学 | 解剖学Ⅱ | 音声学Ⅰ | 言語聴覚障害概論 | リハビリテーション 概論 |
ー |
※授業は変更となる場合があります。
主な就職先一覧
- 兵庫県
-
- 神戸リハビリテーション病院(神戸市)
- 兵庫県立リハビリテーション中央病院(神戸市)
- 新須磨病院(神戸市)
- 神戸平成病院(神戸市)
- 神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市)
- 西記念ポートアイランドリハビリテーション病院(神戸市)
- 吉田病院(神戸市)
- 神戸市立青陽灘高等支援学校(神戸市)
- 神戸市立小束山幼稚園(神戸市)
- 恒生病院(神戸市)
- 荻原記念病院(神戸市)
- たかの発達リハビリクリニック(神戸市)
- 兵庫県立淡路医療センター(洲本市)
- 兵庫県立丹波医療センター(丹波市)
- 兵庫県立尼崎総合医療センター(尼崎市)
- 順心リハビリテーション病院(加古川市)
- 協立記念病院(川西市)
- 国立病院機構 姫路医療センター(姫路市)
- 第二協立病院(川西市)
- 西宮協立リハビリテーション病院(西宮市)
-
- 明石仁十病院(明石市)
- 西宮すなご医療福祉センター(西宮市)
- 高砂西部病院(高砂市)
- 市立西脇病院(西脇市)
- 順心病院(加古川市)
- みきやまリハビリテーション病院(三木市)
- 尼崎市立たじかの園(尼崎市)
- きずな医療福祉センター(加西市) など
- 大阪府
-
- 大阪YMCA(大阪市)
- 北野病院(大阪市)
- 森之宮病院(大阪市)
- 大阪府済生会中津病院(大阪市)
- 茨木市教育センター(茨木市)
- 国立循環器病研究センター(吹田市)
- 千里リハビリテーション病院(箕面市)
- 八尾総合病院(八尾市)など
- 愛知県
-
- 名古屋掖済会病院(名古屋市)など
- 京都府
-
- 大原記念病院(京都市)など
- 香川県
-
- かがわ総合リハビリテーションセンター(高松市)など
- まるがめ医療センター(丸亀市)
- 岡山県
-
- 国立病院機構 岡山医療センター(岡山市)
- 岡山かなりや学園(岡山市)など
- 高知県
-
- 須崎くろしお病院(須崎市)
- 鳥取県
-
- 鳥取県立中部療育園ぐんぐんぱあく(倉吉市)
- 錦海リハビリテーション病院(米子市)
- 東京都
-
- 板橋中央総合病院(板橋区)
インタビュー
卒業生の声
吉永 美穂子さん
- KCCの実践的な授業が今の仕事に活かされています。
- 回復期リハビリテーション病院で言語聴覚士として、嚥下障害や高次機能障害、失語症、構音障害など、コミュニケ―ションや食事でお困りの方に対してリハビリテーションを行っています。KCC在学時に失語症の方との対話会があったのですが、在学中に当事者の方と直接お会いできる機会はあまりないので、貴重な体験でした。またその時の経験が今の仕事にも活かされています。他にもKCCの授業は、皆で意見交換しながら課題をクリアしていくグループワークの授業が多く、今思うと全ての授業が実践向きだったんだと感じています。
教員紹介
田中 義之先生
- 専門分野
- 聴覚障害、中枢神経の機能解剖、脳の画像診断など
- 先生の趣味は?
- 新型コロナウイルスの影響でなかなかできていないのですが、美味しいものを食べながら、色々な人とおしゃべりをすることです。
- KCC生の印象
- 本学科は大学卒業生が対象ということもあり、落ち着いた雰囲気です。また年齢層も幅広く、社会人経験者やお子様のいる学生もいますが、皆が仲良く過ごしている印象があります。
- KCC生と接する時のこだわり
- 学生一人ひとりの個性を大切にし、じっくりと付き合うことを心掛けています。
失語症の方を招いての対話会などを実施。
当事者の方々と向き合う実践的な授業の中には、
多くの発見があり、貴重な経験ができます。