作業療法士科
作業療法士科

作業療法士科

3年制/定員30名

取得資格

作業療法士国家試験受験資格、

初級パラスポーツ指導員

国家試験合格率
100

(新卒者全国平均 91.3%)

(2022年度)

求人倍率
定員の約84
(2022年度)

作業療法士って
どんな仕事?

「食事をする」「入浴する」「学ぶ・仕事をする」など日々の生活に
必要な応用的動作・社会適応能力の向上を図り、社会復帰をサポートします。
仕事内容
身体に障害を持たれた方に対する作業療法
身体に障害を持たれた方に身辺動作や家事動作の自立、家庭や職場への復帰を目指した治療、訓練を実施。患者様のご家族への指導や援助、住環境の改修なども担当します。
精神疾患の方に対する作業療法
精神疾患によって障害を持たれた方に、心身機能や対人関係能力などの改善を図り、生きる力を引き出す援助を行います。また、患者様のご家族へのフォローも行います。
発達障害の方に対する作業療法
発達障害の子どもを対象に、遊び中心の作業活動を用いて、運動機能や学習能力などの発達課題を明らかにします。そして、現在から将来までの暮らしを考慮した治療を行います。
老年期障害の方に対する作業療法
様々な疾患や諸機能が低下した高齢者の方に、作業活動を用いた治療や訓練を実施。また、老化による生きがいの喪失や引きこもりなどにも個別の指導やサポートを行います。

本学科の3つの強み

01
豊富な求人と高い就職率

近年、本学科には全国の病院や施設から多くの求人が寄せられており、高い求人倍率を誇っています。また、面接指導や書類の添削など就職に向けた個別指導により、学生の希望の就職を実現しています。

豊富な求人と高い就職率
02
少人数制による
手厚いサポート体制

1クラス30名の少人数制の本学科では、教員と学生の距離が近く、学生一人ひとりきめ細やかな指導を行っています。教員の多くが本学科の卒業生ということもあり、学生の気持ちに寄り添った手厚いサポートを実現し、その結果、毎年高い国家試験合格率を達成しています。

少人数制による手厚いサポート体制
03
入学早期から医療現場での
対応力を身につける

入学早期からグループ内の老人保健施設等で臨床実習を実施し、医療現場での知識や技術を修得します。また、患者様とのコミュニケーションの取り方など社会性を身につけます。

入学早期から医療現場での対応力を身につける

作業療法士科の3年間

1年次
1年次

医学英語や生物学などの基礎分野に加え、解剖学や生理学などの専門基礎分野を学び、人体の構造を理解します。また専門分野も1年次から開始します。

1年次から臨床実習があり、
早期から作業療法士の役割について具体的に学びます。

2年次
2年次

精神医学や小児科学などの臨床医学をはじめ、身体障害や精神障害、発達障害、老年期障害について学び、臨床評価実習を行います。

3週間の臨床評価実習を実施。
机上の知識を実践力へと移行します。

3年次
3年次

約5ヶ月間の長期臨床実習を実施。作業療法評価および治療の一連のプロセスを経験し、臨床の問題解決力を身に付けます。

9週間の臨床実習を2回行います。
一人ひとりの患者様に応じた適切な対応方法を学びます。

卒業時
卒業次

3年間で身に付けた知識や技術を生かし、公的病院、民間病院、介護老人保健施設などで活躍。

作業療法士科 
時間割(モデルケース)

1週間の時間割(1年次)
MON TUE WED THU FRI
1 9:00〜
10:30
解剖学演習Ⅰ
解剖学演習Ⅱ
解剖学演習Ⅲ
解剖学Ⅰ リハビリテーション
概論
解剖学演習Ⅰ
解剖学演習Ⅱ
解剖学演習Ⅲ
運動学
2 10:40〜
12:10
社会福祉学 解剖学Ⅱ 生理学Ⅰ 倫理学 人間関係論
3 13:00〜
14:30
作業療法概論Ⅰ 医学英語 保健体育 生物学 作業療法特論Ⅰ
4 14:40〜
16:10
情報処理演習 物理学 心理学 運動学演習Ⅰ リハビリテーション
医学
5 16:20〜
17:50
基礎作業学演習Ⅰ リハビリテーション
医学

※授業は変更となる場合があります。

主な就職先一覧

兵庫県
  • 兵庫県立リハビリテーション中央病院(神戸市)
  • 神戸リハビリテーション病院(神戸市)
  • 西記念ポートアイランドリハビリテーション病院(神戸市)
  • 適寿リハビリテーション病院(神戸市)
  • 吉田病院附属脳血管研究所(神戸市)
  • 神戸協同病院(神戸市)
  • 神戸労災病院(神戸市)
  • 東神戸病院(神戸市)
  • 宮地病院(神戸市)
  • 野瀬病院(神戸市)
  • 荻原みさき病院(神戸市)
  • 新須磨病院(神戸市)
  • 新須磨リハビリテーション病院(神戸市)
  • 介護老人保健施設 垂水すみれ苑(神戸市)
  • KOBE 須磨きらくえん(神戸市)
  • 公益財団法人ひょうご子どもと家庭福祉財団(神戸市)
  • LITALICO ジュニア(神戸市)
  • 地方独立行政法人 明石市民病院(明石市)
  • 明石医療センター(明石市)
  • 大西脳神経外科病院(明石市)
  • 西江井島病院(明石市)
  • 明石仁十病院(明石市)
  • 石井病院(明石市)
  • 明石こころのホスピタル(明石市)
  • 姫路中央病院(姫路市)
  • 姫路聖マリア病院(姫路市)
  • ツカザキ病院(姫路市)
  • ツカザキ記念病院(姫路市)
  • 酒井病院(姫路市)
  • 介護老人保健施設 マリア・ヴィラ(姫路市)
  • 三木山陽病院(三木市)
  • 服部病院(三木市)
  • ときわ病院(三木市)
  • 松本病院(加古川市)
  • 介護老人保健施設 緑寿苑(加古川市)
  • 介護老人保健施設 白寿苑( 加古川市)
  • 播磨サナトリウム(加古川市)
  • 兵庫中央病院(三田市)
  • さんだリハビリテーション病院(三田市)
  • 宝塚三田病院(三田市)
  • 土井病院(小野市)
  • 栄宏会小野病院(小野市)
  • 笹生病院(西宮市)
  • 西宮渡辺病院(西宮市)
  • 上ヶ原病院(西宮市)
  • 大山病院(西脇市)
  • 姫路北病院(神崎郡)
  • はくほう会セントラル病院(尼崎市)
  • 兵庫県立リハビリテーション西播磨病院(たつの市)など
大阪府
  • 森之宮病院(大阪市)
  • 関西リハビリテーション病院(豊中市)など
京都府
  • 武田病院(京都市)
  • 丹後中央病院(京丹後市)など
滋賀県
  • 滋賀県立成人病センター(守山市)など
鳥取県
  • 鳥取医療センター(鳥取市)など
岡山県
  • 介護老人保健施設 古都の森(岡山市)
  • 山陽病院(岡山市)など
愛媛県
  • 今治第一病院(今治市)など
高知県
  • 竹本病院(四万十市)など
神奈川県
  • ふれあい鎌倉ホスピタル(鎌倉市)など

インタビュー

卒業生の声
塗田 一雄さん
塗田 一雄さん
作業療法士の仕事はこれからの時代さらに強みが出てくる仕事です。
私は作業療法士として介護老人保健施設で障害を持った方々に対し、着替えや日常生活動作などのリハビリや、手足を動きやすくするリハビリなどを行っています。KCCでは、解剖の授業で神戸大学医学部附属病院に行って、解剖された方の筋肉を見たことがとても印象的でした。他に陶芸の授業もあるのですが、その頃作ったお皿は今でも使っています。これからの時代、地域に根差した医療やリハビリが必要になってきます。その中で生活全体に携わる作業療法士は強みのある仕事です。ぜひ、KCCで学んでほしいと思います。
学生の声
藤田 達也さん
1年生
藤田 達也さん
作業療法士を目指したきっかけは?
人と関わる仕事がしたかったので、色々な仕事を調べていました。その時に作業療法士という仕事を知り、幅広い層の方々と関わることができる仕事だと感じたことがきっかけです。またKCCであれば実習が多くたくさんの経験が積めると思い入学を決めました。
現在どのようなことを学んでいますか?
関節の可動域や筋力がどのくらいあるのかを測定するテストを、講義を通して学習しています。他にも神経や人間の発達に関すること、精神疾患などの作業療法士ならではの学習をしています。また演習・講義の中で 、編み物や陶芸・園芸なども行っています。
実習や授業での思い出は?
1回目の見学実習が印象に残っています。実際に患者様と関わることで、学校で学んだことを活かせる場面が多くあることを実感しました。そして自分がもう一度復習すべきことやこれから学習したいと思う分野、自分が作業療法士になった時を具体的にイメージすることができ、とても良い経験となりました。
関 萌々子さん
2年生
関 萌々子さん
作業療法士を目指したきっかけは?
高校2年生の時に、医療系の専門学校に通う先輩から作業療法士の話を聞いたことがきっかけで興味を持ちました。その後、進学先を検討している時に、進路指導部の先生や部活の先生にKCCを薦められて、入学を決めました。
現在どのようなことを学んでいますか?
1年次で学んだ基礎的なことを活かし、対象者の方の検査や動作分析・評価を行っています。また、疾患に対しての評価方法などをグループワークで話し合い、支援計画の立案もしています。
実習や授業で思い出に残っているエピソードをお教えください。
身体障害、精神障害、発達障害のある方に学校へ来ていただきお話を聞いたことです。実際に検査や面接、身体に触れることで、動画だけでは分からない細かな所まで知ることができました。また、障害の特性を学ぶこともできました。
篠原 雪さん
3年生
篠原 雪さん
作業療法士を目指したきっかけは?
昔から人を助ける仕事がしたいと思っており、医療職について調べていく中で、患者様と密に関わっていける作業療法士に興味を持ち、目指すようになりました。また出身の淡路から神戸に出たいという思いと、国家試験の合格率が高いという理由で、KCCへの入学を決めました。
現在どのようなことを学んでいますか?
3年生は⻑期臨床実習があり、実際の現場でたくさん見学や経験を積ませていただきました。その中でもKCCで学んだ知識や技術が活かせる機会があり、KCCで先生方に教えていただいた学びがリアルに役立っていることを実感しました。
実習や授業での思い出は?
脊髄損傷の方や発達障害のある子どもさんなどと実際に会って、関わることができたことで、評価や介入(治療)のイメージをより具体的に考えることができました。また授業以外でも、ハロウィンの日には学生や先生も一緒に仮装して授業を受けたりしたことも楽しい思い出です。
教員紹介
嘉納 綾先生
嘉納 綾先生
専門分野
身体障害領域の作業療法
先生の趣味は?
温泉巡りです。宝塚の温泉などに行っては癒されています。
KCC生の印象
真面目でおとなしい学生が多い印象です。また勉強に熱心で学生同士の仲が良く、グループで自習をしていたり、放課後に友達同士で話している風景をよく見ます。
KCC生と接する時のこだわり
何事にも疑問を持つことの大切さを伝えています。疑問を解決するために自ら行動できる作業療法士になってもらいたいと考えています。

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